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株式会社ジー・エス

タイヤの種類について

皆さんこんにちは!

タイヤの種類に関して皆さんはどこまでご存じでしょうか?

もし興味があれば見ていってください

では、大まかに種類を分けていきましょう

①サマータイヤ【別名:ノーマルタイヤ】

②スタッドレスタイヤ

③オールシーズンタイヤ

この3種類に分類されます。

まず①ですが、皆さんご存じの通り冬以外で活躍してくれているタイヤになります。
この中でも、色々と種類がありますが今日は簡単なさわりだけの説明にさせてもらいます。

 

まず初めにノーマルタイヤとは

1.ウエット性能
 雨天時のグリップ性能【走る・止まる・曲がる】
 簡単に言えば路面にある水をどれだけ排水しながら走れるかという事ですね。

 

2.ドライ性能
 乾いている路面でのグリップ性能です。
 タイヤと路面の接地面を広く取りゴムのコンパウンド【タイヤを作るときのゴムの配合設計】
 をどれだけ柔らかくするか(柔らかすぎるとすぐにタイヤの溝が無くなってしまうデメリットはあります。)

 ※柔らかければ柔らかいだけ路面に設置するのでグリップ力は上がりますが、タイヤは削れてなくなるという事です。

 

3.直進安定性能
 横風や路面の凹凸を極力抑えるトレッドパターン【タイヤの溝・切込のこと】が切ってあるか
 これによって安定性が格段に変化します。

 

4.乗り心地の快適性
 こちらは先の直進安定性能で説明したトレッドパターンも影響してきますが、
 サイドウォール部分の柔らかさもかかわってきます。
 柔らかければ凹凸の衝撃を吸収しやすくなるので乗り心地はよくなりますが
 コーナーを曲がるときに柔らかいので踏ん張りがきかない【コーナーが不安定】という
 デメリットもあります。
 固い場合は逆にコーナーでの踏ん張りがきくので安定しますが、凹凸の衝撃を拾いやすくなるので
 乗り心地はゴツゴツした感じになります。

 

5.静粛性
 こちらも直進安定性能で説明したトレッドパターンが関係してきます。
 溝の切り方によって音が大きくなったり、小さくなったりします。
 ※静粛性に重点を置くと、ほかの性能を犠牲にする場合もありますので注意してください。
  静かにするという事は極力摩擦力を減らし音が出ないようにしてるという事です。 

 

6.耐摩耗性
 こちらは、ウエット性能、ドライ性能、直進安定性能、快適性のバランスによって変わってきます。
 ゴムが柔らかいタイヤを使えばその分摩耗が早くなり、寿命が短くなりますが、乗り心地は快適です。
 また、固いタイヤを使えば摩耗しにくくなり、寿命は延びますが、快適性などが極端に失われていきます。
 ※自分の運転スタイルに添ったタイヤを選ぶといいかもしれませんね。

 

7.低燃費性
 こちらは、グリップ力などを悪くし兎に角転がる事に重点を置いている部分となります。
 なのでこの性能が高いタイヤは、グリップ力が他のタイヤに比べ低いです。
 メーカーの努力により改善はしてきていますが、重点を置く項目が低燃費性の場合
 ウエット性能、グリップ性能が多少低いタイヤになります。

大体この項目に主体を置いて作られています。

次にスタッドレスタイヤです。

・ノーマルタイヤとの違い
 低温でのゴムの柔らかさを重視したタイヤという事で覚えておいてください。
 ※通常ゴムは低温では固くなるのはご存じかと思います。
 
 この性質を利用して雪道での凹凸に柔軟に対応できるようにし、排水性能を高めているのが
 スタッドレスタイヤです。

 

・雪で滑る理由
 雪がすべる原因になる事は、アイスバーンなどで表面が圧雪になってる時がほとんどです。
 新雪などの時はまず滑ることがありませんが、少し気温が上がって雪が解けてくると水が表面に
 うっすらと水の膜を作るので、その水と雪の摩擦力の低下によって引き起こされてます。
 

最後にオールシーズンタイヤです。

・ノーマルタイヤ・スタッドレスタイヤとの違い
 両方の良いところ取りをした、器用貧乏タイヤです。
 1年中履くことが出来ますが、全てにおいて平均値です。
 
 雪国出身の私から言わせてもらうと、このタイヤで雪国に来ないで欲しいと思おうタイヤです。
 1年中使えますが、それはあくまでも若干の雪道なら走れるという事です。
 冬本番になった場合はノーマルタイヤに毛が生えたぐらいの性能なので、
 圧雪・アイスバーンがひどい道は走れないものと思ってください。
 ※関東などの雪が積もって1㎝~5cm位のところであれば問題はないと思います。

 

ここからは個人的な意見です。

 オールシーズンタイヤの存在理由がわかりません。
 中途半端なタイヤを履くぐらいなら季節に合ったタイヤを装着して安全運転してほしいです。
 個人的にはスパイクタイヤの環境にやさしいバージョンを作ってほしいです。
 スパイクタイヤは路面を物理的に削るので環境に悪いという事で、禁止されてしまいましたが…
 ※北海道の一部地域では、まだ販売されているはずです。

 

かなり長文になってしまいましたが、タイヤの豆知識として参考になれば幸いです。