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株式会社ジー・エス

皆さん車検証の記載事項は見たことありますか?

こんにちは

ジー・エス通信 更新担当です。

 

お久しぶりの更新になりますが、最近体調不良やらでお休みしていたので

色々とやらなければいけない仕事が溜まってしまってようやく落ち着いたところです。

 

さて、今回のブログは「皆さんの車検証に記載されている内容」についてです。

 

大きく分けて、ユーザー車検で受ける方、自動車屋さんにお願いする方

この2パターンだと思います。

 

しかしこの2パターンでも特に注意しないといけないのが、「自動車屋さん」にお願いする方です。

 

なぜかと言うと、一括りに自動車屋と言っても、指定工場・認証工場ではない自動車屋もあるからなのです。

 

指定工場・認証工場ではない自動車屋にお願いした場合、基本的にその会社では特定整備(分解整備・電子制御整備)は出来ません。

と言うか、すると違法です。

 

なぜかと言うと未認証とは整備士もいない、作業をするための設備・工具もそろって居ないと言う状態という事です。

そんなところに国が、走る凶器を整備して良いよと認可を下すわけがないですよね。

 

では車検証でどのように確認が出来るか?

という事ですが

私の車の車検証でご説明しようかと思います。

左下に記載がある部分になるのですが

【受験種別】

【検査時の点検整備実施状況】

【受験形態】

この3つを見て頂ければどのように車検が行われたかが明確に分かります。

 

まず1つ目

【受験種別】

ここに記載されるのは「持込検査車」もしくは「指定整備車」

この2種類どちらかです。

・持込検査車に該当する受験形態は

 1.認証工場での車検時、車検場への持ち込み検査

 2.ユーザー【使用者】自ら車検場への持ち込み検査

 3.その他【使用者以外】が車検場への持ち込み検査➡代行業者等

 

・指定整備車

 こちらは指定工場での車検コースを通り、無事に合格した車両が

 陸運局に書類だけで車検が完了した事を判別する記載内容です。

 

次に

【検査時の点検整備実施状況】

こちらは、分解整備記録簿が車検時に添付の有無が分かるようになっています。

添付が無い場合、車検後の点検を行っている場合、もしくはそもそも点検をしていない場合と言う2パターンです。

 

なので記録簿記載なしの記載があった場合はご自身の車が本当に点検されているか確認する必要があるという事です。

最悪の場合、未点検でそのまま車検を通している場合があります。

未点検という事は、未然に防げる不具合、今後壊れるであろう部品の交換がなされ居ない状況で車検を通している可能性が高いです。

 

最後に

【受験形態】

 1.指定整備工場

 2.認証整備工場

 3.使用者

 4.その他

 

この4つに分かれます。

1と2に関しては指定工場か認証工場での受験をされたという事が一目で分かるので安心かと思います。

3の使用者:これに関してはご自身で持込をされているので自己責任という事でよいかと思います。

 

4が問題で、これは確実に代行業者が行っているという事です。

 

これだけの項目で自分の車がどのように車検を通されているのかが、一目瞭然で分かるのです。

 

今まで見た中で最悪な記載は

【受験形態】:持込検査車

【検査時の点検整備実施状況】:記録簿記載なし

【受験形態】:その他

です。

 

何がどう最悪なのかと言うと

分解整備が出来ない業者が点検整備をしないまま車検だけ通した

今が良ければいいと言う車検形態である可能性が高いという事です。

 

使用者が車検を受けたのであれば、自己責任で良いのですが

自動車屋に出したのに👆の様な記載であると

本当に安心して乗れる車なのか?

と不安になるレベルの記載です。

 

指定・認証工場ではない場合、分解整備をしてはいけないという事になっているので、駆動部・ブレーキ関連・エンジン部分等の整備をする許可がありません。

と言うわけで、そこで行っている車検自体が怪しいです。

ブーツ関係も分解してはいけませんので、コーキングされている可能性があります。

 

そもそもコーキングは整備ではなくごまかしなので、中で壊れかけている部品はそのまま損傷していきます。

 

安かろう悪かろうと昔から言われていますが、車に関しては安く済ませれば良いという事ではありません。

 

車は皆さんの命を預ける物、そして走る凶器です。

使用者には安全に運行する為の管理をする責任があることを忘れないでください。

 

一時の安い金額に踊らされ、今後起きるであろう大きな問題を先送りにしないでください。

 

私の経験でお話ししますと、車の交換部品は1つ1つはそこまで金額が高くありません。

 

しかしその部品交換で済まなくなった場合一気に高額な修理になります。

なぜかと言うと、2,000円の部品交換で延命できるはずのものを

その時しなかったがために、その部品を起因とした周辺部品まで壊れ数カ所まとめて部品交換になるという事を良く見てきています。

 

一番わかりやすい交換するものとして、エンジンオイルです。

交換しなくても大丈夫でしょと思われると思いますが、オイルは酸化し

減っていく事もあります。エンジンの内部を潤滑剤として回っているオイルが無くなるとエンジンの摩擦が増え最終的にはエンジンが壊れます。

 

1回のオイル交換3,000円~5,000程をケチったためにエンジン載せ替えで30万とか、車の乗り換えなど痛い出費になる場合があります。

 

この内容を見て頂いた方々は、今一度自分の車検証を見て頂いてどのようになっているかを見てみることをお勧めいたします。

 

弊社では、気になる方に関しては整備している状況も見て頂いて構いません

なんなら交換前と交換後の写真が見たいとおっしゃられれば、作業風景の写真もご用意させて頂きます。

 

命を預ける車だからこそ皆さんには安全に車を乗って頂きたく思います。