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株式会社ジー・エス

タイヤについてのお話

こんにちは

ジー・エス通信 更新担当です。

 

今日の金沢は快晴ではないですが、かなり暑い日となっています。

皆さんも熱中症にならないように気を付けて下さいね

 

さて、本日はタイヤについてのお話です。

今更?

 

と思われる方もいると思いますが、流し読みで構いませんので見てやってください

昔ながらの方からすると、あたりまえやろ!

と言われるかもしれませんが、意外とご存じない方が多いもので・・・

 

①空気圧について

②タイヤの溝について

③製造年月日について

④ローテーションの重要性

⑤寿命について

⑥タイヤの種類

 

ざっと6項目でお話していきますね。

 

①「空気圧について」

これは、気にされている方は大丈夫だと思いますが、著しく減っている状態で運転をすると

運が悪いとバーストしてしまいます。

バーストする原因は、接地面として溝が切られている部分ではなく、サイドウォールが削れ

耐久限界を超えた際に「空気押さえるのもう無理!」とタイヤがはじけ飛ぶことが主な原因です。

※それ以外にもいろいろなバーストの原因はあるので、あくまでも一例です。

 

適正空気圧に関しては、大体の車は運転席側ボディーにステッカーで240 2.4 (kPa{kg/㎠})など

その車種のタイヤに合う空気圧が書いてあります。

だからと言って、それ以上の空気圧を入れたらだめか?

と言うとそういうわけでもないのですが、入れすぎには注意してください。

入れすぎると、柔軟性が無くなるので、段差を超えるときにポンポン跳ねて乗り心地が悪くなる場合があります。

 

 

②「タイヤの溝について」

こちらに関しては、見ている人は結構いるのではないでしょうか?

ただ、見方が分からないかたもいるかと思うので

写真付きで説明をさせてもらいます。

説明用のタイヤの写真はEfficientGrip ECO EG01を使用しています。

 

タイヤの側面側に△マークが有りますね

ここの先を見ていくとスリップサインと言うものがあります。

このスリップサインが溝とつながってしまった場合は寿命となります。

 

 

2枚の写真を見比べて頂ければお分かりかと思われますが、

左側のタイヤは右側の溝が無くなってきているのが分かると思います。

この人のタイヤの使い方が良くわかる減り方なのですが

コーナーを曲がるときに外側に荷重がかかる曲がり方をしているという事です。

いわゆる急カーブという事ですね。

すみません私のタイヤですorz

市街地から山等を走るのが好きなのと、くねくね曲がるのが好きなのでこんな状態になっちゃいました。

 

脱線しましたが、右と左の写真を見比べると、右の写真の方が溝が残っていますね。

溝があるタイヤは後ろに履いていました。

ちなみにFF駆動なので前輪が減りやすい車なのです。

 

バランスよく寿命を迎えさせたい場合は、前後ローテーションを行ったうえ

左右ローテーションをすると、長持ちと平均的に減っていくので良いと思います。

 

③「製造年月日について」

各タイヤメーカーで多少の違いはありますが

こんな感じです!

x4919と記載があります

これの見方が 49週 19年と言う意味です。

書き方を変えると2019年9月末週製造

という事になります。

5年前のタイヤになり、寿命タイヤです(笑)

製造より5年経過したタイヤは、性能が著しく低下してしまっているので

例え溝があったとしても、交換をお勧めします。

皆さんも、自分のタイヤがいつ作られたものなのかは把握しておくといいと思います。

 

④「ローテーションの重要性」

先ほど②の時にさらっとお話ししたのですが、駆動輪が一番減りやすいので、

定期的に駆動輪で使用しているタイヤを入れ替えましょうという事です。

ローテーションをしないで使っていくと、駆動輪だけが減りすぎて、

気が付けば駆動輪が寿命で2本無駄に買い替えることになります。

 

・FF車はフロントエンジン・前輪駆動です。

 前タイヤが顕著にへります。

※荷物載せすぎると後ろも減りますが、前輪程の減りはしません。

 

・FR車はフロントエンジン・後輪駆動です。

 エンジンが前にあるので、平均的に減っていきます。

※平均的とはいえ、駆動輪(後輪)が減りやすいです。

 

・MR車はミッドシップエンジン・後輪駆動です。

 後輪が顕著に減ります。

 

・4WD車はエンジンの置いてある場所と前輪が減りやすいです。

※全駆動なのですが、結局は重い場所と操舵するタイヤに一番負荷がかかりやすいです。

 

・RR車はリアエンジン・後輪駆動です。 基本バスなどにしか使われない仕様なので一般の方には縁のないエンジンです

 もちろん後ろ側が顕著に減っていきます。

 

⑤「寿命について」

こちらも②と③でさらっと触れていますが、

・スリップサインが繋がったら

・製造より5年以上が経過したら

・サイドウォールなどにひびが入ってきたら

この様にタイヤの側面を「サイドウォール」を言います。

ボールに例えるなら、接地面以外がムニッとしますよね

その部分の役割をしている場所となります。

サイドウォールが柔らかい車は、段差を超えるときに多少は衝撃を和らいでくれたりと良い事はあります。

 

⑥「タイヤの種類について」

大まかに2分割します。

・サマータイヤ(ノーマルタイヤ)

・スタッドレスタイヤ

・オールシーズンタイヤ

 

この3種類は皆さんもよく聞くタイヤの種類だと思います。

サマータイヤは雪が降らない地域の方はメインのタイヤですね。

スタッドレスタイヤは降雪地域の方からすると命綱です。

オールシーズンタイヤは雪が1,2mmぐらいなら何とか安心して走れるよ~

というタイヤで、ノーマルタイヤよりも性能が悪く、スタッドレスタイヤに比べると

豪雪地域では役に立たないという器用貧乏タイヤです。

 

大まかに何が違うかというと、材質と溝の切り方が違います。

 

サマータイヤは寒くなると固くなる材質のゴムを使い溝の深さも8mm

溝の切り方も、排水性と静粛性を求めた切り方になっています。

スタッドレスタイヤはサマータイヤと比べ、寒くなっても柔らかいゴムを使用し

溝の深さも10mmと若干深めになっています。

深い理由は、雪を噛んでも進めるように深く掘られており、排水性に関しても

サイプと呼ばれるノーマルタイヤにはない細くて細かい溝が切ってあります。

 

この差もあり、雪の無い状態で走り比べると、スタッドレスタイヤの方がハンドルが切りやすく

騒音も拾いやすくなっています。

そして・・・溝が減りやすいです。

 

これが大まかなサマータイヤとスタッドレスタイヤの違いになります。

 

では、ここからもう少し詳しくサマータイヤについて種類分けをしていこうと思います。

・コンフォートタイヤ

・スタンダードタイヤ

・スポーツタイヤ

・エコタイヤ

 

・コンフォートタイヤとは静粛性や乗り心地を重視して作られたタイヤのことです。

一般道を普通に走る方の中では、最高ランクのタイヤと言えます。

ゴムの材質から、溝の切り方まで各社の独自の技術で仕上げ路面の凹凸や車内に侵入する

ロードノイズの低減まで色々と対策をされたタイヤです。

 

・スタンダードタイヤとは基本的な能力を持ったいたって普通のタイヤのことです。

可もなく不可もなく、静粛性も乗り心地も普通というタイヤでリーズナブルに手に入るタイヤです

 

・スポーツタイヤとは名前の通り競技用と思われる方が多いと思われますが

一般道でも問題なく使えるタイヤです、ただし溝の減り方はかなり早いです。

理由としては、先の2つのタイヤとは考え方が逆で、路面にいかに食い付くかを

とことんまで突き詰めたタイヤになります。

コーナリング・グリップ性能を上げて駆動を路面にロスなく伝えるかという

まさに走る為だけに生まれてきたタイヤで、安全面で言うとスポーツタイヤが一番です。

 

・エコタイヤとは如何に燃費を稼ぐかという事に特化して各社が作ったタイヤです。

タイヤと路面の摩擦を少なくし、転がりやすく作ったタイヤです。

その為、溝の寿命も他の3種類と違い極端に遅いのでお財布には優しいタイヤとなります。

デメリットがあるとしたら、グリップ性が悪いので、なかなか止まらないという所です。

 

この様にタイヤの種類も色々あり、選ぶのが難しくなってきています。

ご使用用途に添ったタイヤを選択されるのが良いと思います。

値段

静粛性 グリップ性 排水性 交換頻度
コンフォート 高め 2~3年程
スタンダード 安め 3~5年程
スポーツ かなり高め × 1~3年程
エコ 少し高め 5年程