電装品追加の時どうされていますか?
こんにちは、ジーエス通信 更新担当です。
前回の更新から随分と時間が空いてしまいまして申し訳ありません。
HPのリニューアルに伴い、私が更新を出来ない状況でして、
更新したくとも出来ませんでしたorz
さて本日のお話ですが、皆さんは電装品の追加をする際
どうやって取付していますか?
代表的な取付方法を書いてみますので、該当する方法が有ったらそれのメリット・デメリットを書いておくので参考にしてみて下さい。
①ヒューズボックスからの電源分岐
②ナビ裏配線からの電源分岐
③電源分岐配線からの電源分岐
④シガーソケット・USBポート等そのまま流用
⑤バッテリー直結からの電源分配
大まかにこの5点になると思います。
では、この5点のメリット・デメリットを書いていこうと思いますので、参考にしてみて下さい。
①ヒューズボックスからの電源分岐
・メリット:対応ヒューズを分岐されているヒューズに変えるだけの簡単作業で電源取り出しが可能
・デメリット:給電電圧を十分に理解していないで使用している場合、ヒューズが破損し重篤な障害が出る場合がある。
👆給電可能電力以上の消費電力のLEDを取り付けると元のヒューズも切れる可能性が高くなるという事です。
②ナビ裏配線からの電源分岐
・メリット:慣れている方であれば電源の取り出しが簡易に行いやすい
・デメリット:絶縁処理をしてあげていない場合、ナビ裏で配線がショートしナビの破損を起こす場合がある。
👆ナビ裏には金属部品がむき出しになっていることが多いので、アースや電源供給の端子が絶縁されていない場合、その金属部に接触しショートする場合があります。
③電源分岐線からの電源分岐
・メリット:すでに電源分岐をされているので悩む必要がなく必要電源を見つけやすい。
・デメリット:「たこ足配線」による消費電力の把握がしにくくなり、急にヒューズが切れる場合がある、過電流等起きた場合はその配線に付けているすべての電装品がショートする可能性が高くなる。
④シガーソケット・USBポート流用
・メリット:悩まずそのまま取り付けが可能
・デメリット:給電しているポートから配線が隠せないので、見栄えが悪くなる
⑤バッテリー直結からの電源分岐
・メリット:追加電装品に対しての専用電源供給が可能、専用配線の為メンテナンスが楽
・デメリット:バッテリーの寿命が短くなる場合がある、車内に配線をもっていく際に一苦労をする、常時電源になる為連動動作をさせる場合ひと手間が必要
この様に各種にメリット・デメリットがあります。
皆さんはどのパターンでしょうか?
ちなみに私は、②、④以外を使用しています。
私の施工事例を挙げておきます。
①:ヒューズボックスからの電源取り出し➡フットランプ用の電源供給
③:電源分岐からの電源分岐➡フットランプ用電源供給【ACC】から制御用のスイッチ
⑤:バッテリー直結からの電源分岐➡アンダーLED配線給電用・サブウーファー用電源・その他車内LED用配線
この様に使用箇所によって取り出し方法を替えています。
その際に基本的にエレクトロタップは使用しないようにしています。
なぜかと言うと、エレクトロタップは確かに簡単に電源の分配が出来るようになりますが、通電異常を起こしやすい部品でもあるからです。
エレクトロタップの原理は、電源供給をするための配線をタップの中で剥き、その剥き出た配線から金属板を介し片割れの配線へと給電するパーツになります。
対応配線のサイズを間違えると、取り付けたときは通電していたとしても時間経過によって通電異常になります。
現に本日ドラレコが付かなくなったから見てほしいと来訪されたお客様の電源供給を見たところ
電源供給はギボシ端子で接続されており問題なかったのですが、アースとして使用している場所がまさかのエレクトロタップでした。
それを見てすぐにエレクトロタップを弄ったところ通電したり切れたりと通電異常が起きていることが判明し、配線の太さを確認したところ
取り付けられているエレクトロタップが対応出来る配線の太さよりも細い配線であり、かませてある配線が車の振動で痩せていき
最終的にアース不良を起こしていることが判明しました。
普段であれば配線を切るか、別にアースを落としてあげればいいのですが、お時間が無いという事でありましたので
今回は対応サイズのエレクトロタップを使用し通電の確認を完了し作業完了となりました。
皆さんも、エレクトロタップは便利で使いやすいですが、この様な不具合を起こしやすいパーツになると十分に理解されたうえで使用してください。
私の場合は、もう2度と外さない配線に関しては、エレクトロタップもギボシ端子も使わず、圧着端子でつなげてしまいます。
興味のある方は、今度各端子の使用方法とメリットデメリットを書くのでご一読ください。